2010年1月13日水曜日

シンザン記念回顧 2010


レース総括
■前半やや速く、道中が落ち着いた流れからの上がり勝負
■一定の持久力&決め手が問われた


シンザン記念結果
ガルボ1.34.3 34.6 03-03
シャイン1.34.8 35.4 01-01
セレスロンディー1.35.0 34.7 07-08
クレバーサンデー1.35.0 35.0 05-05
カネトシディオス1.35.1 34.3 14-13
エスカーダ1.35.1 35.6 02-02
エーシンホワイティ1.35.2 35.1 05-06

天候:晴 芝:良
上り4F:47.0 3F:34.9
前半4F:47.3
12.5-11.1-11.5-12.2-12.1-12.1-11.4-11.4




レース詳細
ラップタイムを見れば、前半は過去の平均と比べるとやや速いくらいの流れ、
道中はある程度ゆったりして4コーナーまではじっくり我慢する展開、その後
直線に向いたところで一気に加速して、ラストまで速いスピードを維持する形。

今回の特徴はまずは前半の速さで、最初の3Fに関しては馬群が詰まった状態
だったので、例え後方に位置していた馬でもある程度引っ張られているはずで、
一定の持久力が問われることになった。

またその後の道中が落ち着いたことで、終いの部分が速くなったために、単純に
地力が高いというだけでなく、ある程度の決め手を持っているということが
重要になった。

したがってどちらか一方の適性だけでは足りないレースだったので、この先には
ある程度つながっていきそうで、特に勝ち馬の今後には注目したいところ。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ガルボ
朝日杯の内容と比べると、道中で少し楽が出来た分が上がりに変換された形。
直線に入ったところでの加速には何とかついて行ったという形で、やはり切れに
関しては少し物足りない印象は否めないが、それでも前半である程度脚を使う
内容から最後もこれだけのスピードを発揮できるのであれば、持久力&持続力
という部分に関してはこのメンバー相手では抜けている。
イメージ的には距離延長が良い方向に働くとは思えないのだが、とりあえず
トライアル~皐月賞までは注意深く見守って、その後NHKマイルCで
期待してみたい感覚。

シャイン
前半飛ばした内容から最後も良く粘っているが、どうしても終いのスピードでは
主張できない馬だけに、今後はどちらかと言うと距離が短いところでの地力勝負
の方が合いそうなイメージ。

セレスロンディー
最内をロスなく回ってこれたという部分は大きいが、道中はある程度押し上げて
いく内容だったので、一定の持続力は示した形。
ただこれ以上の決め手を期待できそうなタイプではないだけに、締まった流れで
こその馬という感じで、今後はどこまで厳しい道中に耐えられるかという部分を
見極めたいところ。

カネトシディオス
最初の3Fで位置取りを下げて行き、道中はじっと我慢して、終いに全てを
賭ける…という内容。
今回に関しては展開的に最も楽な競馬をした形で、唯一外を回して掲示板を
確保した…という結果をそのまま評価するのは難しい。
ただし前走を見る限り、この馬は本来もう少し道中から勝負したいタイプだと
思うので、この結果をむしろ決め手の部分でのパフォーマンスを更新してきたと
良いイメージで捉えれば、次戦以降の、より道中が厳しくなる舞台での活躍を
期待してみたくなる。

エーシンホワイティ
今回は積極的な前半から最後は粘るのが精一杯という内容。
やはりマイルでは前半or道中のどちらかでしっかり脚を溜めなければ厳しく、
距離短縮での巻き返しに期待したい。

キョウエイアシュラ
元々極端に速い上がりを使える馬ではないだけに、今回の結果は完全に切れ負け
という見方で良さそう。
ただし前走を見る限り、マイルでは道中から押し上げて行って直線で突き抜ける
というところまでは難しそうで、やはり短い距離で地力を活かす形の方が結果は
出しやすそう。


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