2010年11月13日土曜日

京王杯2歳S展望 2010


コース改修後の過去のラップタイムは以下の通り。

2009 12.5-10.8-11.3-12.0-11.7-11.3-12.4 34.6-35.4
2008 12.4-10.9-12.1-12.1-11.4-11.0-11.7 35.4-34.1
2007 12.4-10.9-11.7-12.2-11.9-11.4-12.2 35.0-35.5
2006 12.6-11.1-11.4-11.9-11.6-11.4-12.6 35.1-35.6
2005 12.5-11.3-12.1-12.5-11.7-11.1-12.1 35.9-34.9
2004 12.5-11.3-11.6-12.1-11.5-11.5-11.6 35.4-34.6
2003 12.4-10.9-11.8-12.0-11.6-11.2-11.9 35.1-34.7

過去7年の平均ラップタイム
12.47-11.03-11.71-12.11-11.63-11.27-12.07
1.22.30 35.21-34.97




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見ると、前半はこの距離としてはゆったりとしたスタートから、
道中は4F目がしっかりと緩む展開、その後はラスト3F~2Fにかけて加速して
上がりの速い形となる。

このレースは各年の間での、特にラスト4F~2Fの部分のラップのバラつきが
小さくなっていて、展開的には一旦落ち着いてからの加速勝負が想定できて、
当然重要になるのは勝負所での切れと、そこから終いまで伸び切るための
持続力ということになる。

また改修後の東京では、ラスト3Fからのスパートになることが多いのだが、
ここの場合は各馬がじっくりと待ってから仕掛けているためか、ラスト2Fが
最もラップの速い形になっていて、そのこととスローからの上がり勝負という
展開が重なることで、基本的には前の馬有利となる。

ただし前から進める馬でも適性的に加速についていけなかったり、最後まで
伸び切れないような馬では話にならないので、脚質よりもまずはその点を
見極めておくのが先決と言える。


好走の条件
・切れ&持続力があること


予想

◎ライステラス
前走・サフラン賞の、好位から一旦控えて再度加速するという内容は、ここへ
向けてはかなりつながりそうな雰囲気。
一瞬の切れという点では少し微妙だし、ここではもう少し上がりが必要だが、
叩き2走目の上積みを考慮すれば、更新してくる可能性は十分ありそう。

○エーシンブラン
何はともあれ、ここでもダリア賞の優秀さは目立っているし、ここで問われる
溜め→切れを発揮するというタイプとは少し違う印象はあるものの、ある程度
好位から進めれば最低でも上位には残るだろう。

▲スカラブレイ
前走は厳しい展開を積極的に行って後ろの馬に差されたという内容だったので、
ここは巻き返しを期待できる場面ではある。
2走前にはある程度速い上がりも使えていて、単純に粘り強いというだけでは
ないし、今回はその中間のミドルペース想定で競馬がしやすそう。

注オースミイージー
前走はマイペースで行けて、ギリギリまで待てる展開だったことは大きいと
思うが、勝負所ではある程度スムーズに加速できているし、適性的にはここは
合っていそうな印象を受ける。

△グランプリボス
前走でもう少し粘れていたら昨年のエイシンアポロンに近いイメージ…という
ところだったが、少しレース間隔が空いていたことと、道中はアポロン以上の
ペースで走っていたことを考えれば、ここは見直せないこともない。
…が確信を持てる訳でもない。

☆オルフェーヴル
新馬戦での切れに加えて、終いの持続力という点でも前走でしっかり示しては
いるが、どうしても前半のスピードという部分は気になる。
気性面で距離短縮は良い方向に働くかもしれないが、本来はスピードよりも
持久力が問われる舞台の方が合っているタイプに思える。


×リアルインパクト
上がりの性能だけなら圧倒的なものを示しているが、前半~道中に関しては全く
裏付けがなくて、ここは静観せざるを得ない。

×ブラウンワイルド
重賞勝ち馬で当然一定の地力は見せているが、速いペースに引っ張られてこその
イメージで、速い上がりを繰り出してくるタイプには思えない。






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