2010年11月19日金曜日

マイルCSの傾向 2010


マイルCS過去10年のラップタイム
過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2009(カンパニー:1.33.2)
12.1-10.9-11.8-12.4-11.5-11.4-11.2-11.9

天候:小雨 芝:良
上り4F:46.0 3F:34.5
前半4F:47.2
勝ち馬コーナー通過:07-07
勝ち馬上り3F:33.5


2008(ブルーメンブラット:1.32.6)
12.5-10.6-11.3-11.9-11.6-11.4-11.6-11.7

天候:晴 芝:良
上り4F:46.3 3F:34.7
前半4F:46.3
勝ち馬コーナー通過:12-10
勝ち馬上り3F:33.9


2007(ダイワメジャー:1.32.7)
12.6-10.6-11.2-12.0-11.6-11.5-11.3-11.9

天候:曇 芝:良
上り4F:46.3 3F:34.7
前半4F:46.4
勝ち馬コーナー通過:03-02
勝ち馬上り3F:34.5


2006(ダイワメジャー:1.32.7)
12.3-10.6-11.1-12.0-11.5-11.6-11.2-12.4

天候:小雨 芝:良
上り4F:46.7 3F:35.2
前半4F:46.0
勝ち馬コーナー通過:02-02
勝ち馬上り3F:35.1


2005(ハットトリック:1.32.1)
12.2-10.6-11.4-11.5-11.4-11.5-11.3-12.2

天候:晴 芝:良
上り4F:46.4 3F:35.0
前半4F:45.7
勝ち馬コーナー通過:12-12
勝ち馬上り3F:33.3


2004(デュランダル:1.33.0)
12.1-11.2-11.6-11.7-11.8-11.7-11.5-11.4

天候:晴 芝:良
上り4F:46.4 3F:34.6
前半4F:46.6
勝ち馬コーナー通過:13-13
勝ち馬上り3F:33.7


2003(デュランダル:1.33.3)
12.4-10.7-11.3-11.6-11.6-11.2-12.1-12.4

天候:曇 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.7
前半4F:46.0
勝ち馬コーナー通過:16-15
勝ち馬上り3F:33.5


2002(トウカイポイント:1.32.8)
12.3-10.6-11.3-11.8-11.8-11.6-11.5-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:46.8 3F:35.0
前半4F:46.0
勝ち馬コーナー通過:09-07
勝ち馬上り3F:34.3


2001(ゼンノエルシド:1.33.2)
12.5-11.0-11.9-11.9-11.5-11.6-11.4-11.4

天候:晴 芝:良
上り4F:45.9 3F:34.4
前半4F:47.3
勝ち馬コーナー通過:02-02
勝ち馬上り3F:34.2


2000(アグネスデジタル:1.32.6)
12.1-10.6-11.3-11.3-11.6-11.8-12.2-11.7

天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.7
前半4F:45.3
勝ち馬コーナー通過:15-15
勝ち馬上り3F:34.3


過去10年の平均ラップタイム
12.31-10.74-11.42-11.81-11.59-11.53-11.53-11.89
(0.19- 0.22- 0.26- 0.31- 0.13- 0.17- 0.35- 0.36)←バラつき
1.32.82




傾向
ラップタイムを見れば、前半やや速い流れで、その後もほとんど緩むことなく
一貫したラップを刻み、ラスト1Fまである程度のスピードを保ったままゴールを
迎えている。

ここでは前半である程度引っ張られるので、G1らしくもちろん一定の持久力は
必要になるが、それ以上に特徴的なのは、(3コーナーの下り坂によって前半の
勢いがそのまま道中も保持されるために)道中~上がりが11秒台の一貫した速い
ペースで流れるということで、当然のように相当なスピード持続力が問われる。

また下り坂の影響もあって速いラップを刻む5F~6F目のバラつきを見ると、過去
10年でも非常に小さく、ほぼ確実に長い脚が問われる展開になっていて、適性面
ではかなり絞り込める舞台だと言える。

したがって同じマイルG1でも、ハイペースから一旦落ち着いて再度スピード
アップする(つまり一瞬の加速という要素が必要な)安田記念とは、適性的に
一線を画しているところがあり、地力で抜けた馬はともかく、好走しただけ…
という馬の扱いには注意が必要になる。

脚質的には、これだけ締まった展開なのでやはり先行馬には厳しく差し馬有利と
見て間違いないが、後ろから進めるにしても、3~4コーナーの速い流れの中で
前を追い掛ける必要があるので、道中~上がりで相当な持続力を発揮できる馬で
なければ、結局のところ上位浮上は難しい。


好走の条件
・相当なスピード持続力が必要
・一定の持久力は問われる



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