2010年11月23日火曜日

東京スポーツ杯2歳S回顧 2010


レース総括
■道中締まった流れから(実質)ロングスパート気味の上がり勝負
■持久力&末脚の持続力が問われた


東京スポーツ杯2歳S結果
サダムパテック1.47.3 33.7 12-09-08
リフトザウイングス1.47.9 33.7 14-16-14
フェイトフルウォー1.47.9 34.0 10-12-11
マイネルラクリマ1.47.9 34.8 02-03-03
ダコール1.48.0 33.8 12-14-14
アッパーイースト1.48.0 34.9 02-03-03

天候:晴 芝:良
上り4F:47.2 3F:35.2
前半1000m:60.1
13.0-11.5-11.7-12.1-11.8-12.0-11.8-11.5-11.9




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半少しゆったりした流れから、道中はかなり締まった
展開になり、(多少加速するが)そのまま最後まで速いスピードを維持する形。

今回の特徴は、やはり道中が極端に厳しくなったことだが、これは前の2頭が
ほとんど暴走気味に飛ばしただけで、額面通りには受け取ることは出来ない。

ただしラップほどのペースではないにしろ、後続もある程度道中で引っ張られ、
4コーナー手前からはかなり追い掛けているので、レベル的には近年でも上位に
扱えるくらいの、高い持久力&末の持続力が問われたはず。

当然圧勝した勝ち馬を中心に、今回好走した馬の次戦以降には期待できるが、
脚質的には明らかに差し馬に向いたので、好位から残った4、6着馬の巻き
返しにも注目したいところ。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

サダムパテック
極端に控えた位置取りでもなく、ある程度流れに沿う形で進出して、終いまで
伸び切っていて、しっかり持久力&持続力を示している。
これは文句なく強い内容。
前走ではマイルの持続型のレースもこなしているし、G1でも期待できる。

リフトザウイングス
最後方から進めて、展開的には恵まれた部分もあるが、道中からかなり長い脚を
使う内容を示していて、持久力と末の持続力に関してはなかなかのものがある。
今のところ前半のスピードへの対応力は未知数なので、距離延長という方向が
この先は良さそうなイメージ。

フェイトフルウォー
一定の持久力は示しているが、内容的にはギリギリまで待つ形だったので、少し
だけ展開的に恵まれた印象。
タイプ的に距離延長に対してはいいが、もしマイルを目指すのであればスピード
耐性の部分で、今のところ懸念はある。

マイネルラクリマ
前からは離れていたとは言え、好位から進めて、勝負所でもかなり積極的に追い
掛けている内容だっただけに、実質的には4着以上の価値がありそう。
普通に巻き返しに期待したい。

ダコール
何だか画面の見えない部分から最後突っ込んできたが、道中で徐々に位置取りを
下げる内容で、これは本当に直線だけという競馬。
とりあえず今回の内容だけだと展開的に恵まれたイメージが強い。

アッパーイースト
好位から進めて、マイネルラクリマと比べれば勝負所ではそこまで積極的な
内容だった訳ではないが、それでも最後まで良く粘っている。
次戦に注目したい。

ビップセレブアイ
掛かっていたようには見えなかったので、例年と比較して0.5秒(/F)くらいは
速いペースで道中を飛ばし、それで失速というのは…この騎乗は本当に謎。
とりあえずこの結果を受けて見限るのは早計に思える。


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