2021年1月16日土曜日

日経新春杯@中京展望(ラップ傾向&予想)2021


まとめ
  • まずまずの入り方から、一旦落ち着いて→後半徐々に&しっかり加速する展開。
  • 一定の持久力が問われる。
  • 切れと持続力をバランス良く備えていることが必要。
  • 予想◎アドマイヤビルゴ

参考ラップタイム

(1勝クラス&2勝クラス平均&神戸新聞杯'20)


ラップ傾向

中京2200m開催。主だったレースがない舞台。
神戸新聞杯の時と同様に、まずは1&2勝クラスを見ておく。(以下その転載)

それらのラップタイムを見ると、前半は(極端ではないが)まずまずの入り方を
して、その分コーナーで一旦しっかりと落ち着く展開。その後向こう正面から
徐々にペースアップしつつ→直線でもう1段加速…という形。

ここでは、最初の直線の長さによって、2000mと比べると前半が少し速くなる
傾向があり、そこで引っ張られることで、やはり一定の持久力は問われる。

また道中からは、ジワジワと加速していく…というところで、持続力が必要に
なるが、前半で一旦溜めた分、直線での加速が(2000mよりも)大きくなる
ため、しっかりとした切れも併せ持っていることが重要になりそう。

脚質的には、前半で極端に脚を使わず、尚且つペースアップしてから押し上げ
ないで済む…という部分で、(それなりに流れに乗る)好位差しくらいが基本。
とりあえず、極端な位置取りは避けたいところ。


最後に、1勝クラス⇔2勝クラスの比較では、上級クラスの方が上がりに寄る
…という傾向になっているが、神戸新聞杯はむしろ厳しい方向に出た。

たった1回開催されただけのレースを傾向として考えるのは無理があるものの、
本当にレベルの高い馬たちが走ると→持久力&持続力勝負の方に近づく…という
可能性は一応ある。同じくG2のここは、地力方向へ少しシフトさせて考える
べき…なのかも知れない。


好走の条件
・持久力があること
・切れ&持続力をバランス良く備えていること



予想

馬場はやはり少しシフトした印象だが、時計は出ている…ということもあり、
ある程度流れに乗ることは必要なイメージ。
(愛知杯のような超ハイペースではともかく)

展開的には、ミスディレクションがどう出るか?といったくらいで、すんなり
ダイワキャグニーならば、落ち着く可能性もありそう。

◎アドマイヤビルゴ
とりあえずは、若葉Sの段階で、ここでも通用しそうなパフォーマンスを発揮
していた馬。当然実力は上位扱いになる。
近走では、2走前に(道中がかなり緩い展開だったが)中京11Fを経験しつつ、
前走は、ある程度の水準から→早仕掛けの展開を最後しっかりと差し切り。
舞台への適性&地力の部分でも一定の裏付けがあり、今回流れが落ち着いての
→性能勝負になったとしても、むしろ望むところ。ここは素直に期待。

○クラージュゲリエ
前々走は、浮上は出来ていないが、久々の競馬だったし、水準の高いレースの
中でコンマ5秒差。パフォーマンスは十分に高いものを示している。
叩き2走目の前走は、まずまずの水準のラップを踏みつつ→しっかりと好走。
アドマイヤビルゴには負けているが、相手とは2kgの斤量差があった訳だし、
十分に評価はできる。
落ち着いた場合のリスクという点で、結局1つ控えたが、可能性は考えたい。

▲ヴェロックス
久々の前走は、落ち着いた流れの中で、中団前辺りから→なだれ込んでの3着。
これと言ってパフォーマンスを上げてきた訳ではないものの、斤量を背負う立場
でもあったし、実際に好走したこと自体を、とりあえずは評価しておきたい。
基本は持続方向だが、切れ勝負にもそれなりに対応は見せていて、適性的には
ここにハマっていいだろうし、叩き2走目で前進を示す可能性も十分。
評価はここまでだが、頭まで考えておきたい。

注サンレイポケット
前走は、直線で馬場の悪い内に切り込む競馬をして浮上し切れずに終わったが、
道中~上がりという形でしっかりとしたパフォーマンスを発揮。
とにかく、近走は高いレベルで安定している。
今回は内枠を引いたので、前走と同じようなことが起こらないとも限らないが、
落ち着いた流れの中でも→末を伸ばすということは出来ている馬。
勝ち切れるか?はともかく、やはり浮上はしてきそうなイメージにはなる。

△ダイワキャグニー
天皇賞&ジャパンCでともに6着。当然1つの格を備えている馬だし、終いの
惰性部分での強さがあり、中京にも合っているイメージ。
ただ、レース全体の中で大きな緩急がついて得をするタイプではなく、その点で
(中京では)1F余計な気もするし、今回は斤量を背負う立場&最内枠。
マイペースから→粘り込む可能性はあるものの、相手までに止めておきたい。

△ショウリュウイクゾ
同舞台の2走前は、アドマイヤビルゴの2着。その時は道中がかなり落ち着いた
展開だったが、それまでのレースで一定の地力は示している馬だし、シンプルに
(舞台に対する)適性面を評価…ということでいいはず。
今回は、斤量面では相手と全く逆の立場になっているし、粘り込む可能性も一応
あって良さそう。注目はしておきたい。

△レイホーロマンス
つい先日3000mを走って、もうここに出ている。冬にパフォーマンスを上げて
いる印象の牝馬で、とりあえず状態は良さそう。
(ここでも人気上位の2頭が勝ち負けした)アンドロメダSでも、何だかんだ
好走できている訳だし、スタートで一旦引っ張られるリズムも合う。
中京にハマっている鞍上も確保したし、食い込んでくる可能性は考えたい。



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