2010年3月11日木曜日

オーシャンS回顧 2010


レース総括
■馬場を考えたら相当なハイペース戦
■(基本的には)持久力が問われた


オーシャンS結果
キンシャサノキセキ1.09.8 35.7 09-05
エーシンエフダンズ1.09.8 36.1 04-03
シンボリグラン1.09.8 36.0 06-05
プレミアムボックス1.09.9 35.3 15-15
ファイングレイン1.09.9 35.5 13-12

天候:雨 芝:重
上り4F:47.5 3F:36.4
前半3F:33.4
11.9-10.4-11.1-11.4-12.1-12.9




レース詳細
馬場差(0.3~0.4秒/F)を考慮してラップタイムを見ると、前半が相当に速い
展開から、ほぼ一直線にラップの落ちていく形。

この展開では当然持久力が重要になった訳だが、勝負所でも全く加速する気配
すらない程の(馬場を考えたら)あまりに厳しい流れで、展開的に完全に崩れた
という側面もあるため、前半の位置取りに左右された部分は大きい。

さらに渋い馬場によって(実質ではなく)絶対的なスピードが抑えられたため
追走自体が楽になったという馬も当然いるだろうし、止まっていても馬場の
おかげである程度上位に残った先行馬もいるはずで、この結果(特に上位陣)を
単純にハイペース戦への適性として捉えていいかは微妙。

したがってこの先、実際の(良馬場の)ハイペース戦への裏付けとしてこの
レースを考えるには少し慎重になる必要があるし、特に前半・後半ともに
スピードが重視される高松宮記念に向けては注意深く扱いたいところ。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

キンシャサノキセキ
(個人的に)懸念していたハイペースで勝ち切ってしまったので、頭の中を
少し整理するために、2008年以降のスプリント戦での成績を書き出してみると

 今回 34.1-35.7 1着
 '09スプリンターズS 33.3-34.6 12着
 '09高松宮記念 33.3-35.5 10着
 '09オーシャンS 33.5-36.0 10着
 '08スプリンターズS 34.2-34.0 2着
 '08キーンランドS 34.4-33.7 3着
 '08函館SS 33.1-35.3 1着
 '08高松宮記念 33.7-33.4 2着

まず目に付くのは、2009年のハイペースから伸び切れない形で2桁着順に
終わった3戦。
そして2008年の函館SS以外での、後半に余力を残せる形からの好走。
この2つを考えれば、ハイペース持久力勝負への適性面での疑問は湧く。

それを踏まえた上で問題となるのは'08函館SSと今回のハイペースでの好走。
まず函館SSに関しては、前半3Fが32.8秒の基本的に前が潰れる流れを、好位
から押し切るという相当に強い内容だが、前半に比べて後半は2.2秒も掛かって
しまっていて、この馬自身全く止まっていないという訳ではなさそう。

 参考:ローレルゲレイロ
 '09スプリンターズS 32.9-34.6(1.7)
 '09高松宮記念 33.1-34.9(1.8)

実際にスプリント王者のローレルゲレイロと比較してみれば、少なくとも
ハイペースG1を勝ち切る水準では、もう少し最後の踏ん張りが必要になる
ことが分かり、函館SSは差し馬がだらしなかったという側面もありそう。

また今回のレースに関しては、馬場差を考慮すれば実質ハイペースから、よく
脚を残した格好で勝利した訳だが、上記したように渋馬場によって実際の追走
自体が楽になったという部分もあるはずで、この結果をハイペース戦での
パフォーマンスとしてそのまま評価していいのか…と言えば、どうしても
躊躇してしまう。

したがってこの結果を受け、もう1度考え直してみたところで、少なくとも
G1レベルのハイペース戦での持久力ということに関しては(個人的には)
まだまだ疑問…という感覚は変わらない。

ただし高松宮記念自体が2008年のような展開にならないとも限らないし、
今の勢いと(今回のように)中団でしっかり折り合えるということを前提と
すれば、ハイペースを受け流す格好から好走する可能性はあるのかもしれない。


エーシンエフダンズ
厳しい流れを好位から進めてタイム差なしの2着に粘ったのだから、強い内容
だったと言えそう。
この馬に関しては履歴を見ても、ハイペース戦自体への適性は示していて
この結果もそのまま評価していいと思うが、映像を見る限りだと、実際の
スピードがこれ以上上がると追走に苦労する可能性はありそう。
良馬場の33秒フラット…というような流れにどこまで対応できるかは
しっかり見極めたいところ。

シンボリグラン
ある程度好位から良く粘っていて、内容自体はかなり評価できそう。
それでもこの馬の持ち味であるスピード持続力活かすには、もう少し後半の
比重が大きい、出来れば前後半イーブンに近い展開の方が合うと思うので、
適鞍を待ちつつ一発を期待してみたい。

プレミアムボックス
最後まで良く伸びてきている内容だったが、G1で上位に入るにはどうしても
33秒台での追走が必要になるので、今回の内容ではそこまでのパフォーマンスを
発揮できるのか疑問は残る。
やはり上位に食い込むには、極端なハイペースにはならない…など、展開的な
助けが必要になりそう。




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