2010年3月24日水曜日

スプリングS回顧 2010


レース総括
■ある程度締まった流れから勝負所では一気に加速する展開
■切れ&持続力が問われた


スプリングS結果
アリゼオ1.48.2 35.6 01-01-01-01
ゲシュタルト1.48.4 35.3 04-05-03-03
ローズキングダム1.48.4 34.9 07-07-08-06
サンライズプリンス1.48.6 34.9 12-11-10-09
バシレウス1.48.6 35.4 06-06-05-05

天候:晴 芝:良
上り4F:48.0 3F:35.6
前半1000m:60.2
12.4-11.5-11.9-12.2-12.2-12.4-12.1-11.5-12.0




レース詳細
ラップタイムを見れば、前半はミドルペース、道中はある程度締まった展開で、
直線に入って一気に加速する形。

今回は道中で極端に緩む場面がなかったため、まずは持続力が問われ、そこから
直線に入ったところでの加速に対応するための切れが必要なレースだった。

そして1番の注目点、皐月賞につながるかどうか…に関しては、今回の道中の
水準自体はなかなか高く、本番に近い流れだったので、リンクする可能性は
当然考えておく必要はありそう。

ただ過去の例で言うと、実際に勝ち負けまでいったのは、スプリングSで本番を
遥かに超える流れを好位から無理矢理に押し切る形で好走した馬か、流れ自体は
それ程厳しくなくても他とは一線を画す決め手を使った馬のどちらか。

今回の場合は、(1F長い)本番と"同じ程度の"流れで溜め→切れを発揮して押し
切った勝ち馬と、他の馬にしても極端に速い上がりを使ったという訳でもない。

…といった何だか消化不良を起こしそうな内容で、正直このまますんなり本番に
つながるという気が全くしない。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

アリゼオ
今まで前半or道中で楽が出来る形で好走してきたことを考えれば、この馬自身は
かなり前進しているようには感じる。
ただ印象としては、一瞬の切れを活かす競馬からも2000mというよりも2200mの
イメージが当てはまりそうな感じを受けて、スピードが重視され、今回のように
ギリギリまで我慢できる形にはまずならない本番では、適性的に少し微妙な気が
してしまう…。慎重に扱いたい感覚。

ゲシュタルト
勝負所である程度積極的に攻める形から最後まで良く脚を伸ばしていて、地力の
面ではなかなかの評価が出来そう。
ただ本番で積極的に推すには何か1つ決め手に欠ける印象には映る…。

ローズキングダム
元々瞬間的な切れで主張するタイプではないだけに、前の馬が突き放す展開
からでは少し厳しかった。
休み明けということもあり、勝負所での余裕があと1つ足りない印象には
映ったが、それも叩いた効果で(特に中身が)充実してくれば大丈夫そうだし、
本番でもう少しロングスパート気味な展開になれば、十分巻き返す可能性は
ありそう。(それ以前に回避されたら仕方がないが…)

サンライズプリンス
もう少し前からの競馬が見たかった気はするが、今まで示していた持久力に
加えて、終いの部分でのスピード(&持続力)を発揮できていたという点では
(見る側としては)かなりの収穫だった。
次戦が京都新聞杯なら面白そう。


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