2010年3月4日木曜日

中山記念回顧 2010


レース総括
■前半~道中が厳しい流れで、上がりがかなり掛かる展開
■完全な持久力勝負


中山記念結果
トーセンクラウン1.51.7 37.3 12-12-09-06
テイエムアンコール1.52.5 38.1 11-11-09-14
ショウワモダン1.52.5 38.1 12-13-09-04
セイクリッドバレー1.52.5 38.0 09-10-13-12
ドリームサンデー1.52.6 39.1 02-02-02-01
シャドウゲイト1.52.8 37.3 16-16-16-16
キングストリート1.53.0 38.9 05-05-04-04

天候:晴 芝:不良
上り4F:50.8 3F:38.2
前半1000m:60.9
12.6-11.7-12.3-12.2-12.1-12.6-12.6-12.8-12.8




レース詳細
馬場差(≒0.5/F)を考慮しつつラップタイムを見ると、前半はある程度速い
流れから、道中もほとんど緩まずに淀みのない展開で、上がりの時計がかなり
掛かるような形。

とにかく今回は不良馬場に影響されたところが大きいのだが、それを考えても
前半~道中は厳しい流れとなり、前の馬がほとんど潰れるくらいの完全な
持久力勝負になった。

今回の場合、ダートどころではないくらいの時計が掛かっている事実を考えると
この結果がどこまで信用できるかというのは未知数で、普通のレースで必要な
スピード(&持続力)に関しては、まずは疑って掛かりたい感覚にはなる。

ただし厳しい流れを突き抜けた勝ち馬と、好位から進めてある程度上位に粘った
馬の持久力に関しては、この先も信用して良さそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

トーセンクラウン
道悪が得意という側面ももちろんあるだろうが、ある程度押し上げて行く内容で
これだけ突き抜けたのだから、持久力に関しても一定の評価をする必要がある。
この馬の場合、普段はスピード負けすることが多くて、その一方でこれだけの
持久力を備えているのだから、この先飛躍するためには「距離延長」というのが
1つの鍵になりそうに思える。
この馬のタイプを考えると意外にも思えるのだが、履歴を見ると2000mよりも
長い距離では2200mに2回出走(1着&2着でともに連対)しただけで、今後
もしこれより長い舞台への出走があったならば、積極的に狙ってみたい感覚。

セイクリッドバレー
持久力と(ラスト3Fの)決め手が持ち味で、スピード持続型のレースは適性的に
微妙…という馬だが、今回は持久力が問われる展開と位置取り的に嵌った形で
上位に浮上してきた。
引き続きスピードが問われる舞台では疑いたい感覚ではあるが、距離延長など
適鞍への出走となれば積極的に考えておきたい馬。

ドリームサンデー
この展開を積極的に進めて掲示板を確保しているのだから、内容的には勝ち馬に
次ぐパフォーマンスだったと言えそう。
この先もスピード持続型のレースで、決め手があまり問われない形であれば
信頼して良さそう。

キングストリート
今までとは違って、厳しい展開である程度好位からまずまず粘ったという内容
なので、一定の地力は示した形。
レースを通して速いスピードが問われる展開ではまだ何とも言えないところは
あるが、さすがに決め手だけの馬…などという扱いではなくなったという感覚。


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