2010年3月14日日曜日

フィリーズレビュー展望 2010


過去のラップタイムは以下の通り。

2009 12.3-10.5-11.5-12.0-12.2-12.0-11.9(34.3-36.1)
2008 12.1-11.0-11.7-11.9-11.6-11.8-12.4(34.8-35.8)
2007 12.5-10.9-11.4-11.7-11.4-11.7-12.2(34.8-35.3)
2006 12.6-10.9-11.3-11.7-11.8-12.2-12.6(34.8-36.6)
2005 12.1-11.0-11.3-11.7-11.5-11.3-12.3(34.4-35.1)
2004 12.2-10.7-11.3-11.9-12.0-11.6-11.6(34.2-35.2)
2003 12.1-11.1-11.4-11.6-11.7-12.0-12.8(34.6-36.5)
2002 12.0-10.4-11.6-11.7-11.8-11.3-12.8(34.0-35.9)
2001 12.1-10.6-10.9-11.3-12.3-12.3-12.2(33.6-36.8)
2000 12.4-10.8-11.8-11.9-12.2-11.3-12.6(35.0-36.1)

2000年:4歳牝馬特別

過去10年の平均ラップタイム
12.24-10.79-11.42-11.74-11.85-11.75-12.34
1.22.13(34.45-35.94)




傾向
ラップタイムを見ると、前半が速くなり、その後はそのままある程度速い
スピードを維持する淀みのない展開で、ラスト1Fだけ少し落ちる形。

とにかくここではこの時期の牝馬としてはかなりのハイペースからラストの
時計が掛かる、スプリントに近いイメージのレースになり、そうなれば当然
持久力&持続力という要素が大きなウェイトを占める。

したがって桜花賞トライアルとして考えた場合、ここの展開にぴったり嵌って
しまうようだと、気性的な問題や勝負所での切れなどの問題で、本番では
適性的に微妙…ということにもなりかねない。

つまりこのレースは確実に地力の高さが測られるレースではあるが、桜花賞に
向けては、届かないはずの位置から差し切った…など、「適性が合わないにも
関わらず結果を出した」というような、何かしら他とは違うスケールの大きさ
みたいなものが欲しいところ。

もちろんそんな形でFレビューを制するような馬は、本番でもかなり有力だと、
逆説的には言えるのかもしれないが…。


好走する条件
・持久力&持続力があること


予想

◎レディアルバローザ
スピード持続型のレースでは本当に安定していて、切れるというよりも
押し切るというタイプ的にも、ここにはピッタリ当てはまる。
展開によっては終いのスピード優勢の馬に差されるということはあるかも
しれないが、基本的には崩れるイメージはあまりない。

○ラナンキュラス
元々1400mでの軽いイメージのスピード持続力勝負で結果を出していた馬が、
マイルG1の地力が問われる舞台でも普通に対応してきた…というのが前走で、
ここでは単純に能力が上という可能性は高そう。
展開と状態次第では当然頭まで。

▲ステラリード
前走などは緩い流れを差し届かない結果に終わっているが、元々極端に速い
上がりを使うタイプではなく、本来はもう少し引っ張られてこその馬。
したがってここの流れは本質的に合っている可能性が高く、勝ち負けまで
届くかは微妙だが、確実に浮上してきそうな雰囲気。

注ニシノモレッタ
持続力に関しては十分なものを持っていて、その点はこのメンバー相手でも
しっかり主張できる。
ただし少し一本調子なイメージもあるので、ある程度積極的に行ってどこまで
粘れるか…といったところ。

△テイラーバートン
あり余るスピードを考えての距離短縮なのだろうが、基本的には多少溜める
形から切れを発揮したいタイプなので、ここの全く息を抜けない展開には
そもそも合わないような気がしてしまう。
ポジションを思い切って下げて、差す形から地力の高さで浮上する…くらいしか
好走のイメージが湧かない。

×ラブミーチャン
持久力で粘る形であれば確かに強いとは思う。
その意味ではここの厳しい流れには合っているが、あまりに地の強さに頼った
競馬に思えるので、もし芝に対応できたとしても、終いの部分でスピード負け
しそうな雰囲気が漂う。
ここで好走することがあったとしても本番では適性的にさらに微妙…。





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