2010年3月9日火曜日

チューリップ賞回顧 2010


レース総括
■前半~道中がまずまず速い展開からの上がり勝負
■一定の持久力(&切れ)が問われた


チューリップ賞結果
ショウリュウムーン1.36.1 34.7 07-05
アパパネ1.36.2 35.0 04-03
エーシンリターンズ1.36.2 34.9 05-05
オウケンサクラ1.36.5 34.6 10-10
ラフォルジュルネ1.36.6 34.5 14-11

天候:曇 芝:重
上り4F:47.8 3F:35.3
前半4F:48.3
12.7-11.0-12.3-12.3-12.5-11.9-11.3-12.1




レース詳細
馬場差(0.2~0.3秒/F)を考慮しつつラップタイムを見ると、前半はミドル
ペースからやや速いくらいの流れ、道中もこのレースとしてはまずまず締まった
展開となり、ラスト3Fから徐々に加速していく形の上がり勝負。

今年のポイントはやはり"重"という馬場状態に尽きるが、それでも実質の流れと
しては、ハイレベルな2頭で決まった2007年に匹敵するくらいの厳しさがあって
レースレベル自体はなかなか高いものだったように思う。
(もちろん厳しい展開から更に究極的な上がり勝負になった2007年には劣るが)

したがって今回は、単純に切れというよりも一定の持久力が問われるレース
だったと言えて、この馬場だけに絶対的なスピードや決め手という部分に
関してはこれとは別に裏付けが必要になるし、この中に歴史的な牝馬がいる
とも思わないが、上位陣に関しては今年の牝馬路線の中では十分主役級の
活躍を期待して良さそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ショウリュウムーン
単純に前走の内容と比較して、道中がかなり厳しくなったのにも関わらず
普通に対応して、パフォーマンス的に更新してきた形。
相手がスムーズな競馬が出来たとは言えず、特に決め手の部分では明らかに
劣るので、実力的に上という訳にはいかないが、少なくともこの結果自体は
決してフロックではなく、地力上位という扱いにしておく必要がありそう。

アパパネ
掛かっても最後まで良く粘った内容で、地力の高さを証明した形。
決め手に関しては何の問題もない馬だし、別路線組との比較は当然必要だが、
とりあえず本番でも期待する方向で考えたい。

エーシンリターンズ
この展開なので一定の地力は当然認められるが、好位の内でじっくり溜められる
形だったので、他の上位陣との比較ではあまり大きな評価はしづらい。
単純に横の比較を考えれば主役級まではさすがに難しそう。

オウケンサクラ
地力なら十分上位の存在だが、やはり決め手に関してはなかなか突き抜ける
だけのものは発揮できない。
距離延長か速い上がり自体が問われない舞台でこそという感覚。

ラフォルジュルネ
まずまず厳しい流れを持久力の違いで最後に浮上した形。
今回のレース内容からは、スピードや持続力に関してやはり上位とは少し
(適性的な)開きがあるように感じて、このクラスで勝ち負けまで考えるので
あれば、より持久力が活きる長いところへ戻ってから…というイメージ。


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