2010年3月5日金曜日

阪急杯回顧 2010


レース総括
■ミドルペースから一定のラップを刻み続ける展開
■スピード持続力が問われた


阪急杯結果
エーシンフォワード1.21.4 34.8 05-05
ワンカラット1.21.6 34.9 06-05
サンカルロ1.21.6 34.5 09-09
トライアンフマーチ1.21.8 35.4 02-03
テイエムアタック1.21.9 34.7 09-09
トウショウカレッジ1.22.0 34.5 12-11
ビービーガルダン1.22.0 35.7 02-02

天候:曇 芝:良
上り4F:46.4 3F:35.2
前半3F:35.0
12.3-11.2-11.5-11.2-11.3-11.5-12.4




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半ミドルペースから、レースを通して一定のラップを
刻み続ける淀みのない展開で、ラスト1Fだけ落ちる形。

今回は前後半ほぼイーブンの完全なスピード持続力勝負という形で、まさしく
1400mの流れという印象があって、この展開にピッタリ嵌った(少なくとも)
上位3頭に対しては、この距離のスペシャリスト的な雰囲気を感じなくもない。

したがって高松宮記念を考えた時に、スプリントで問われるハイペースへの
対応と持久力という点に関して、その裏付けとしては少し弱いようにも思える。
本番に向けてこの結果は慎重に扱いたい感覚。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

エーシンフォワード
スピード持続力に関してはさすがという内容。
それでも前半のスピードへの対応という点では少し物足りない印象で、ここの
展開にピッタリ嵌っているイメージからも、距離短縮が良い方向に働くとは
思えず、最近の充実振りを考慮しても高松宮記念では疑って掛かりたい。

ワンカラット
阪神Cに比べたら前半がかなり楽になったということで、持ち前のスピード
持続力を発揮した形。
やはりこの形こそがこの馬にとってベストな展開という印象で、この先距離
短縮なら割引き、距離延長でも緩い展開が期待できないようなら割引き、普通に
阪神牝馬Sなら積極的に狙いたい感覚。

サンカルロ
斤量を考えたら強い内容で、スピードの持続という展開への適性は相当なもの。
前走&今走のように、ペースに対して位置取りを合わせられるのであれば、
この距離では常に良い成績が期待できそう。
ただしスプリントに行くのならハイペース耐性という点で疑ってみたい感覚。

トライアンフマーチ
このスピードにも良く対応したと思うが、さすがに最後は脚が続かなくなった
という印象で、これ以上ペースが上がると少し苦しくなりそうな雰囲気。
やはりこの馬はマイル戦などで、もう少しスタミナ(持久力)を活かす形の方が
合っているように思える。

トウショウカレッジ
この馬に関しては昨年とほぼ同じようなレース内容で、ゆったりとした前半から
まずまずの脚を使ったという形。
ハイペースへの対応は昨年の高松宮記念で証明済みなので、展開次第では再度
好走が可能な出来になってきているという印象。

ビービーガルダン
展開的にはこの馬にとっては理想的な形に思えるものだったので、この結果は
単純に状態面の問題のように感じる。
とにかく今回は見た目はともかく、中身が出来ていなかったというような
負け方に思えて、そう考えると1度叩いての上積みは十分期待できるので、
本番ではやはり期待する方向でいきたい。


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