2010年3月23日火曜日

フラワーC回顧 2010


レース総括
■緩い流れからの完全な上がり勝負
■基本的には切れが問われた


フラワーC結果
オウケンサクラ1.50.3 34.9 02-03-03-03
コスモネモシン1.50.5 34.5 09-09-09-07
サンテミリオン1.50.7 34.8 07-08-08-07
ベストクルーズ1.50.7 34.9 07-06-06-05
シンメイフジ1.50.7 35.5 01-01-01-01
ディアアレトゥーサ1.50.8 34.6 11-11-11-11

天候:晴 芝:良
上り4F:47.8 3F:35.1
前半1000m:62.5
12.3-11.5-12.7-13.1-12.9-12.7-12.1-11.7-11.3




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半ミドルペースから、道中は相当に緩い流れになり、
ラスト4~3Fからゴールまで加速し続ける形。
今回の特徴は極端に緩んだ末の上がり勝負なので、基本的には切れが問われる
レースだったことは間違いない。

ただし上位2頭を筆頭に、印象としては地の強いタイプが好走しているようにも
感じて、そう考えると思い当たるのは(4角→ゴール方向の)強い風の影響が
少なからずあったのかも…という点。

そこで当日の(条件の異なる外回りのレースはともかく)他の芝レースを見ると、
ちょうど1800m戦が2鞍あって、そのラップは?と言うと↓

 6R・新馬戦
 13.0-12.2-13.7-14.1-13.5-13.3-12.8-11.5-11.5
 9R・鎌ケ谷特別(1000万以下・牝)
 12.6-11.5-12.4-12.6-12.8-12.7-12.1-11.5-11.6

両レースともにフラワーC同様、向こう正面が緩く、直線が極端に速い形に
なっていて、それが風向きとピッタリ重なっていることを考慮した上で今回の
レースを捉えようとすると、単なる上がり勝負で片付けていいのかと言うと、
躊躇する気持ちが少し湧いてくる。

もちろんどのレースも新馬戦or牝馬限定戦という緩む可能性の高いレースな
だけに判断は難しいところだが、少なくとも額面通りのイメージを描いたまま
今後に向かうのは危険な予感がして、とりあえずこのレースに関してはここで
結論を出さず、慎重に扱いたい感覚。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

オウケンサクラ
実際のレースの特徴がどうであれ、地力は高いが切れには少し難のあるこの馬の
特徴を考えたら積極策が功を奏した形で、好騎乗だったと言えそう。
当然この先が楽しみな存在ではあるが、タイプ的に桜花賞だと再度切れ負けの
可能性もあるので、結果を出せるとしたらやはりオークスというイメージ。

コスモネモシン
相当厳しい流れのフェアリーSを制し、地力の高さで結果を出していたこの馬に
とって(追い風に押されたとは言え)速い上がりに対応できたことは、今後に
向けてはかなりの収穫だった。
それでもやはり厳しい流れになった方が都合がいいことは間違いないが、少し
希望も湧いてきた…という感覚でいいのかもしれない。

サンテミリオン
内容的にスムーズさを欠いたというのもあるのかもしれないが、自身の得意な
展開での負けなので、締まった流れ未経験ということも考慮すれば、現状では
あまり評価はしづらい。
もう1戦見守りたい。


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