2011年10月22日土曜日

富士S展望 2011


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2010 12.1-11.2-11.7-11.8-11.5-11.1-11.2-12.2
2009 11.9-10.8-11.7-12.0-11.9-11.5-11.6-11.9
2008 12.3-10.9-11.4-11.5-11.8-11.2-11.3-12.3
2007 12.5-10.8-11.6-11.5-11.8-11.2-11.9-12.0
2006 12.4-11.0-11.5-11.7-12.1-11.5-11.0-11.6
2005 12.4-11.0-11.6-11.6-11.7-11.4-11.2-12.0
2004 12.4-11.2-11.3-11.6-11.8-11.4-11.4-12.1
2003 12.1-10.8-11.0-11.5-11.5-11.3-11.9-11.9

過去8年の平均ラップタイム
12.26-10.96-11.48-11.65-11.76-11.33-11.44-12.00
1.32.88




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れで、道中は
それほど緩まない展開、勝負所では一応加速は示しているものの、上がりの水準
自体はそこまで高くならない。

このレースの特徴はやはり道中の速さであって、その点は例年馬場が速い状態で
行われるためか各年でほとんどバラつきがなくて、それによって上がりも極端な
切れ味勝負にはなっていない。

そのことがこのレースと京成杯AHがリンクしやすいという傾向につながって
いるのだろうが、とにかくここでは普通の東京の上がり勝負をイメージすると
失敗する可能性が高く、重視すべきは切れよりも持続力だと考えておきたい。

脚質的には、道中があまり緩まない展開にも関わらず、案外先行~好位の馬が
残ることが多く、これは(マイル戦では度々起こることだが)緩まない道中に
よって、追走の段階で差し馬の脚が削られて上がりの切れ味が消されるためで、
ここでは特に先行力と持続力を持った内枠の馬には注意しておきたい。


好走する条件
・スピード持続力があること


予想
どちらかと言うと今回の先行勢は、前半~道中を締めつけたい…というよりも、
末脚を活かしたいというタイプが多い。
そうなると、今回は道中が少し落ち着く可能性はありそうで、基本的には好位
から進める馬でなければ厳しくなるかも知れない。
ただし有力馬がある程度前に行きそうなので、単純なスローの上がり勝負では
なく、早めの仕掛けから末の持続力が問われる展開を想定したいイメージ。

◎レインボーペガサス
持続力に関しては元々高いものを示している馬で、関屋記念のまずまずの道中→
決め手という展開でも、京成杯AHの道中が相当に締まった展開でも好走できて
いるのは好感が持てる。
東京で勝ち切るにはもう少し加速が欲しいイメージだが、とりあえず前走からの
前進が見込めるここは期待してみたい。

○エイシンアポロン
昨年の毎日王冠でなかなかの持続力は示しているし、単純に考えて、確実に好位
から進めるというだけでも、ここでは有力な存在になる。
道中が極端に締まった展開になると分からないが、少し落ち着いて溜め→切れを
発揮できる形であれば普通に残りそうな雰囲気。

▲ストロングリターン
安田記念でのパフォーマンスを考えれば、ここは勝ち負けして当然の存在だが、
スタートの不安がどうしてもあるので、勝ち切れるかどうかは微妙。
もちろん究極的な上がりも使えるタイプなので、全てまとめて…という可能性も
あるが、相対的に斤量を背負う立場で1番人気なら、感覚的には少し下げたい。

注ゴールスキー
地力では当然上位の存在だが、マイルCSでのパフォーマンスを考えると、その
後はイマイチ咀嚼し切れない内容。
おそらくそれは、道中で脚を使った場合の終いの物足りなさ…に尽きて、道中が
少し落ち着くことを想定すれば問題はないのかも知れないが、何となくここでは
強く推す気にはならない。

△マイネルラクリマ
あまりスピードに寄り過ぎると厳しいかもしれないが、ミドルペースくらいに
落ち着いて末の持続力を活かせれば、ある程度上位に残る可能性はありそう。
とりあえず前走の厳し過ぎる展開に比べれば楽…とは感じられるのかも。

△ライブコンサート
昨年好走している舞台でもあるし、ある程度好位につけさえすれば、持ち前の
持続力が活きるはず。
あとは単純に状態が戻っているか?という点だけ。

☆トライアンフマーチ
地力ではもちろん上位の存在で、とにかく今回は状態が戻っているか…という
ところだが、これだけの間隔が空くとさすがに強くは推しづらい。
とりあえずはここを見てから。




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