2011年10月26日水曜日

富士S回顧 2011


レース総括
■前半ある程度流れて、道中落ち着く形から、しっかり加速する展開
■切れ&一定の持久力が問われた


富士S結果
エイシンアポロン1.35.0 34.8 11-11
アプリコットフィズ1.35.0 35.1 04-03
マイネルラクリマ1.35.2 35.3 02-03
ストロングリターン1.35.4 35.0 11-13
ゴールスキー1.35.4 34.9 14-13

天候:曇 芝:不良
上り4F:47.5 3F:35.4
前半4F:47.5
12.2-11.0-12.1-12.2-12.1-11.5-11.2-12.7




レース詳細
馬場を考慮してラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの
流れで、道中は一応しっかり落ち着く展開、その後はラスト3F~2Fで加速して、
最後かなり落ちる形。

まず今回の場合は、展開云々以前に不良馬場の影響がかなり大きくて、梅雨時の
ような内が全くダメな状況…というのがあったので、とりあえずは中~外目を
通った馬でなければ厳しかった。

それを踏まえつつ展開を考えると、基本的には道中の緩い切れ勝負だと言えて、
ある程度"溜めが効く"ということが重要になり、例年の一貫したスピードレース
とは性質が異なっていた印象。

今回は力のいる馬場で、前半まずまず流れて、最後のラップも落ちているので、
一定の地力は問われたはずで、細かい適性はまた別だが、一応この先つながって
くる場面もありそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

エイシンアポロン
前半控えて、切れ勝負をしっかり浮上して、最後競り落とした…という内容で、
元々の溜め→切れ性能と、道悪をこなすパワーが活きた格好。
今回の内容でも、もちろん地力は認めていいと思うが、この馬の場合、基本的に
どこかで溜めが欲しいタイプなので、最近の31秒台が当たり前になりつつある
マイルG1の一貫ラップでどうか?という懸念はどうしてもある。

アプリコットフィズ
前走の一貫したスピードレースでも浮上し、今回の溜め→切れ勝負でもしっかり
結果を残したことで、とりあえず適性の幅の広さには好感が持てる。
あとは今まで示していないのは速い上がりくらいだが、G1に向けては結局必要
ないし、単純に地力でどこまで通用するか…という問題だけ。

マイネルラクリマ
好位から進めて、直線では一旦遅れを取ったものの、ラスト1Fでしっかり浮上
して、持ち前の末脚の持続力は示した格好。
この先は、道中の水準にどこまで耐えられるか…という点にまずは注目したい。

ストロングリターン
斤量を背負い、終始スムーズさを欠いた格好で、結局直線では最後方からという
競馬だったが、最後はしっかり伸び切って詰めているし、休み明けということを
考えれば十分な内容だったと言えそう。
元々持続力高く、速い馬場への対応も春にしっかり示しているので、当然本番も
期待はできそう。


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