2011年10月9日日曜日

京都大賞典展望 2011


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2010 12.6-10.5-11.0-11.6-12.0-12.0-12.7-13.2-12.6-11.9-12.9-12.0
2009 12.7-10.9-11.0-12.2-12.3-12.1-12.1-12.0-11.9-12.3-12.8-12.0
2008 12.9-10.7-11.7-13.2-13.3-13.1-12.8-12.6-12.1-11.5-11.4-11.6
2007 13.1-11.5-11.7-12.6-12.5-12.4-12.7-12.7-11.6-11.4-11.1-11.5
2006 13.0-11.8-11.8-13.7-13.8-13.7-14.0-13.9-12.5-10.9-11.1-11.3
2005 12.9-11.8-12.4-12.6-12.6-12.3-12.4-12.4-11.8-11.6-10.8-11.8
2004 12.9-11.4-11.5-12.6-12.7-12.8-12.8-12.6-11.6-11.5-11.4-11.4
2003 12.8-12.2-12.3-13.1-13.1-12.8-12.5-12.1-11.7-11.0-11.4-11.6
2002 12.6-11.3-11.4-12.1-12.8-12.8-12.7-12.1-11.5-11.4-11.0-11.9
2001 13.1-12.0-12.0-13.0-12.7-12.5-12.3-12.1-11.2-11.3-11.2-11.6

過去10年の平均ラップタイム
12.86-11.41-11.68-12.67-12.78-12.65-12.70-12.57-11.85-11.48-11.51-11.67
2.25.83




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見れば、スタート直後はミドルペースくらいで、道中は基本的に
かなり緩み、3コーナーの下り坂からレースが動くという完全な上がり勝負。

道中が淀みなく流れるケースもあるが、スローからの切れ味勝負が基本。
したがってまずは決め手がなければ話にならないが、ここに出てくるような馬が
このペースで進めれば、どの馬もある程度速い上がりを繰り出してくるはずで、
そうなれば、前半~道中を如何に脚を使わずに進められるかが重要になる。
(結局、持久力の高さは反映される)

そう考えると脚質的にも、スローなので前の馬が有利になるのは間違いないが、
スタート直後に少しでも脚を使っている先行馬を、勝負所までしっかりと脚を
溜めた差し馬が究極的な切れ味で上回る…という可能性も十分考えられる。

また上がり勝負とは言え、このコースだけにラストは4Fの戦いになることが多い
ため、勝ち切るためには速い脚を長く使えるということも当然必要になる。


好走の条件
・一定の持久力&末脚の持続力を持っていること


予想
少頭数で、逃げ馬不在でビートブラックやネコパンチが結局行くしかないという
メンバー構成。
となれば、どうやってもミドルペース以上にはなりそうもなく、究極的な上がり
勝負になる可能性も高そう。
したがってしっかりとした決め手を使えるということは当然として、道中を楽に
ゆったり進められて、溜めが十分に効くタイプを中心に見ておきたい。

◎ローズキングダム
元々馬格がなく、絶対的な筋肉量があるタイプではないので、速い前半や道中の
乱ペースで、勝負所までに脚を使う展開になると、どうしてもあと1つ足りなく
なる…という馬だが、純粋な持久力と決め手ということなら現役屈指の存在。
ここも勝ち切れなかった春と同じように斤量は背負うが、これだけ条件が揃った
今回はさすがに負けて欲しくはない。

○ジャガーメイル
元々長くゆったりした道中からの決め手勝負でこそ…というタイプで、今回の
舞台&展開はほとんどベストの条件。
長い休み明けの状態次第だが、ここで何も出来ないというのは考えにくい。

▲ビートブラック
一定の持久力は示しているし、基本的に溜めて切れを発揮するというタイプでも
ないが、このメンバーの中では比較的マシな方。
前半をゆったり進め、マイペースで逃げor先行という形になれば、今の馬場なら
止まらない可能性が高そう。

注オウケンブルースリ
一昨年と昨年で1着、2着しているが、そのどちらも前半~道中でしっかりと
引っ張られて地力が問われるという、自身の得意な展開だった。
今年の場合、とりあえずそれ程のペースにはなりそうもないし、昨年の有馬記念
以降まともに走れていない…という状況では、さすがにここは半信半疑。

△マイネルキッツ
持久力&持続力という点では普通に上位扱いの馬だが、それを活かして他と差を
つけるためには、もっと長い道中が必要不可欠。
決め手という点ではさすがに足りないし、ここは積極策で残る可能性くらい。

☆ネコパンチ
2走前にはなかなかの持久力を発揮しているが、履歴を見れば速い上がりとは
全く無縁の存在。
したがってこの馬の良さを活かすには、自ら道中を締めるくらいしかないが、
今回はそれで潰れるようなメンバーでもない…という印象。





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