2020年3月7日土曜日

弥生賞ディープインパクト記念展望(ラップ傾向&予想)2020



まとめ
  • ミドルペースから、一旦しっかり落ち着いて→徐々に加速していく展開。
  • 切れ&末脚(トップスピード)の持続力が問われる。
  • 予想◎ワーケア

過去のラップタイム

2019 12.7-11.7-12.5-12.5-12.4-12.3-12.2-12.1-12.3-12.6
2018 12.5-11.0-12.5-12.8-12.7-12.4-12.8-11.7-11.0-11.6
2017 12.4-11.4-12.8-13.2-13.4-12.7-12.3-11.9-11.4-11.7
2016 12.5-10.5-11.3-12.2-13.0-12.8-12.5-12.5-11.3-11.3
2015 12.5-11.4-12.3-12.4-12.7-12.0-12.1-12.1-11.9-12.4
2014 12.4-11.0-12.2-12.8-12.8-11.9-11.9-12.3-11.9-12.2
2013 12.9-11.4-12.2-12.4-12.7-12.5-11.7-11.6-11.4-12.2
2012 12.5-11.0-12.7-13.5-13.4-13.1-12.3-11.9-11.5-12.0
2011 12.8-11.3-12.2-12.8-12.6-12.4-12.2-11.8-11.2-11.7
2010 12.8-11.6-12.7-13.5-13.0-13.0-12.7-12.5-12.1-12.2

過去10年の平均ラップタイム
12.60-11.23-12.34-12.81-12.87-12.51-12.27-12.04-11.60-11.99
2.02.26




ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去のラップタイムを見ると、前半はミドルペースで流れ、道中は一旦しっかり
緩んでから、向こう正面~勝負所に掛けて徐々に加速して行く展開で、そのまま
ラストまである程度のスピードを維持する形。

この舞台では、基本的には道中で息の入れられる展開になるため、終いの部分で
如何に主張できるか…というのが重要で、適性的には、機動力と末脚の持続力を
備えたタイプが浮上しやすい。
(ただし道中の水準が高くなるパターンもあるので、一定の持久力を示している
馬の方がやはり信頼はできる)

また本番を見据えた場合、皐月賞は前半-道中-上がりの全てにおいてこのレース
よりもかなり高い水準になるので、ここで突き抜けられるくらいの能力を備えて
いなければ、なかなかつながりにくくなっている。

したがって弥生賞→皐月賞の連勝があり得るかどうかは、本当にその馬が歴史的
名馬かどうか…を考えれば、ある程度容易に分かることなのかも知れない。


好走の条件
・切れ&末脚(トップスピード)の持続力を持っていること
・(一定の持久力を備えていること)



予想


パンサラッサがいつも通り締めつけるのであれば、例年よりも少し厳しくなる
可能性はありそう。まずは地の強さを問いたい。

◎ワーケア
ホープフルSは、かなり締まった展開の中で、自身も道中を高い水準で進めつつ
→上がりをまとめての3着。極力ロスを抑えたコース取りで、仕掛けもじっくり
という好騎乗による部分もあったが、やはりその地力は認められる。
それに加えて、デビュー2戦で示した性能を合わせて考えれば、当然上位。
ハーツクライ産駒らしからぬ(回転力のある)タイプで、本来はもう少し流れに
乗れても良さそうだし、ここはシンプルに期待しておきたい。

○オーソリティ
ホープフルSは、締まった流れの中で、外を回しつつ→勝負所も積極的に押し
上げた格好で、(相対的に)脚を使い過ぎた分→最後は一息という5着。
内容を考えれば、とりあえずここは見直せても良さそうな場面。
人気2頭と比較するとある程度長さを感じるタイプで、パンサラッサの展開は
本質的に少し忙しいかも知れないし、鞍上ももう少し慣れが必要な雰囲気だが、
単純に示している地力で、上位に扱っておきたい。

▲サトノフラッグ
前々走は、前半なかなかスピードが落ちず、自身もある程度引っ張られつつも
→上がりをしっかりとまとめての完勝。その時示したパフォーマンスで考えれば
ここでも普通に上位扱いになる。
同舞台の前走も、(G1と比べれば厳しさでは1枚劣るが)それなりのラップを
踏みつつ完勝していて、適性も問題なさそうだし、今回更なるパフォーマンスの
更新があれば、可能性としては当然頭まであっていいはず。

注パンサラッサ
前走は、前半~道中をかなり締めつけて→(少頭数だが)まずまずの粘り込み。
前々走のG1にしても、最後は厳しくなっているものの、締まった展開を演出
しながら→何だかんだの6着。そこで先着を許して、今回出走している馬は2頭
だけだし、とりあえず地力では上位扱いでいいはず。
ディヴィナシオンの出方次第では厳しくなる可能性もあるが、注目はしたい。

△オーロアドーネ
前走は、新馬戦としては高い水準の流れの中、正攻法の競馬から→しっかりと
上がりをまとめての勝利。その実力はとりあえず認められる。
「新馬戦としては…」という部分で、今回の展開に対しては、(距離の延長分も
含めると)2枚近くパフォーマンスを更新してくる必要はあるが、地の強さは
感じさせるタイプだし、その可能性はあっても良さそう。

△ブラックホール
前走は、久々のぶっつけG1で、厳しい流れにある程度つき合って→直線厳しく
なった格好。仕方のない部分はある。
今回は控えそうな雰囲気ではあるし、巻き返しの可能性は当然ありそうだが、
同じ馬が引っ張る中で、実際に(スピード耐性的に)その水準をこなせるのか?
というのは、結局は未知数。まずはここをしっかりこなしてから…としたい。

△メイショウボサツ
前走は、後半大きく加速していく展開の中で、外からしっかりと差し切っての
レコード勝ち。そのリズムは(例年の)このレースにはつながりそうな雰囲気。
もちろん、展開自体が厳しかった訳ではなく、今回締めつけられた場合、地力で
どこまで?という部分はあるが、前半をしっかり受け流しつつ→最後に浮上して
くる可能性は考えてみたい。



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