2020年10月7日水曜日

シリウスステークス@中京回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • 前半で引っ張られつつ、後半は(実質)長くいい脚を使う展開。
  • 一定の持久力&末脚の持続力が問われた。

シリウスS結果

カフェファラオ1.57.8 36.9 08-08-07-08
サクラアリュール1.57.9 37.0 09-09-07-02
エイコーン1.58.1 37.0 11-11-10-09
ダノンスプレンダー1.58.3 37.0 12-12-13-12
メイショウワザシ1.58.4 37.7 05-05-04-02
アルドーレ1.58.4 37.1 14-14-13-12

天候:曇 ダート:良
上り4F:50.4 3F:37.4
7.2-11.0-10.9-13.1-12.8-12.4-13.0-12.7-12.3-12.4



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半が速くなり、道中は向こう正面はペースアップして
いるものの、その後が緩んだこと&比較しているのが下級クラスということを
考えれば、少し落ち着いた展開。そこから上がりは最後まで全く落ちない形。

今回の場合、スタートはやはりそれなりに速い入り方をしていて、その部分で
引っ張られたことで、当然一定の持久力は問われた。

また道中では大きく緩急がついたが、縦長の隊列の中で、後続は(緩んだ区間で
詰めて)平均的に脚を使った格好。方向性としては、長くいい脚を使う(末の)
持続力勝負になった。

脚質的には、引っ張られつつ→一旦溜めが入っての加速…という、差し馬が浮上
しやすい展開。実際、上位には前半である程度控えた馬が浮上しているし、中京
ということで、勝負所をロスなく回すことも重要だったイメージ。

今回は、例年にはないタイミングでの中京の重賞。当然の興味としては、暮れに
どの程度つながるのか?だが、チャンピオンズCは、もっと道中が締まって、
一貫した展開になるのが基本。

距離は100mしか違わないものの、このレースは、より長距離的なリズムでは
あったので、そこは各馬、他のレースでの(スピード耐性の部分の)裏付けが
必要にはなりそう。その点は総合的に判断したい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

カフェファラオ
中団辺りから進めて、前半~道中は平均的に脚を使い、勝負所は外々を回しつつ
→上がりをしっかりとまとめての勝利。横綱相撲。文句なし。
とりあえずJDDでの敗戦からの流れで考えれば、(前半で引っ張られつつ→)
溜め効かせられたことは大きな収穫。スピードオンリーの一本調子ではない…
ということを、しっかりと示した。逆にそのスピード方向では、既に圧倒的な
ものを見せている訳だし、これならどこでも…となる。
上に強い馬はいるが、当然注目していきたい存在。

メイショウワザシ
前半は少し受け流したが、ある程度好位から終始外々を通った内容。勝負所でも
大きく外を回して→一気に脚を使うような格好だったし、(同様に外を回した
勝ち馬に対してはともかく)2~4着馬たちが内を回って来たことを考えれば、
良く粘ったと言えそう。
とりあえず、次走以降で巻き返す可能性は考えておきたい感覚。



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