- ハイペースから→上がりが掛かった展開。
- 高い持久力が問われた。
- 差し馬(外)優勢。
スプリンターズS結果
1 | グランアレグリア | 1.08.3 | 33.6 | 15-15 |
2 | ダノンスマッシュ | 1.08.6 | 35.0 | 04-04 |
3 | アウィルアウェイ | 1.08.7 | 33.7 | 16-16 |
4 | ミスターメロディ | 1.08.8 | 35.0 | 07-03 |
5 | クリノガウディー | 1.09.0 | 34.6 | 13-13 |
6 | レッドアンシェル | 1.09.0 | 34.7 | 11-11 |
7 | メイショウグロッケ | 1.09.1 | 35.4 | 05-07 |
天候:曇 芝:良
上り4F:46.3 3F:35.5
前半3F:32.8
11.9-10.1-10.8-11.5-11.9-12.1
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半がかなり速くなり、2F目以降はしっかりと減速して
行く展開。上がりは掛かった。
今回の特徴は、言うまでもなく前半の速さ。
ただでさえ平均を大きく上回っている訳だが、馬場を考えれば更に厳しい扱い。
適性的には当然、高い持久力が問われた。
脚質的には、この展開なのでやはり前の馬には厳しくなり、内は難しい…という
馬場の傾向も合わさって、基本は外差し優勢となった。
(このレースでは内を避けた格好の馬も多かったが)
ともかく今回は…まあ勝ち馬に尽きるのだが、他も地力を示していたり、鞍上の
工夫があったり、見どころの多いレースではあった。
(全体というより)個々の挙動をしっかりチェックして、好位の巻き返しなども
含めて、次戦以降につなげたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
グランアレグリア
スタート一息で、ダッシュもあまりつかず後方から。終始追走も少し苦労して
いた雰囲気で、前を向くまで全くポジションを上げられなかった格好。
それでも、ラスト1F辺りでやっとエンジンが掛かったと思ったら、そこからは
他とは全く違う脚で→一瞬で突き抜けての勝利。
最後は周りの脚が鈍った部分も当然あるが、自身としてはおそらく11秒フラット
近くでまとめているし、坂~坂上ではこれまで以上に力強さを感じた。
(最後の最後は、何となくロードカナロアのようなまとめ方。そんな雰囲気)
単純に、相当な水準まで到達しているな…という印象にはなった。
4歳秋。ここを叩いて(!?)の次戦で、どんな競馬を見せてくれるのか?
本当に楽しみにはなる。
ダノンスマッシュ
微妙なスタートから→リカバリーして、中団前から。
内枠ではあったが、3角のコーナリングを使って、ギリギリ馬場がいい所に持ち
出した格好で、スタート以外は完璧。好騎乗だったとは思える。
馬自身としては1.4秒の前傾。いつもの前後バランスからすると、もう少しだけ
控えても良かったとは思うが、それは結果論。外に持ち出せず→直線もインを
通ることになった場合のリスクを考えれば、仕方のないところ。
ともかく、上位の中では最も前から進めての2着。地力を示したと言えるし、
本来は悲願のG1制覇!でも良かった。もう、時代が悪い…としか言えない。
アウィルアウェイ
スタートはそれなりに出ていたが、何もせず最後方を選択。最初から決め手に
賭けていたような雰囲気で、最後しっかりとした脚で3着に浮上した。
自身の前後半は35.0-33.7。シルクロードSで重賞を制した時の35.3-33.7に
比較的近く、腹を据えて、馬の持ち味を発揮させた…という意味で好騎乗。
勝ち馬と自身以外は34秒台前半の上がりを使った馬もいない中で、その"脚"は
当然大きな武器。この先もハマる場面はあっていいはず。
ミスターメロディ
後半内寄りに入れて、4角をロスなく→少しワープしつつ、直線は少しだけ持ち
出して粘り込んだ、2年連続の4着。
前半の速い区間はある程度受け流していたものの、やはりこの展開の中で動いて
行く…というのはかなりの負荷が掛かるし、改めて地力を示したと言える。
(決め手より地力というタイプで)アウィルアウェイとは逆にアドバンテージを
取りにいった鞍上の工夫にも、とりあえず拍手を送っておきたい。
メイショウグロッケ
中団前の中を進み、勝負所は少し遅れを取ったが、直線は最後まで踏ん張って
→巻き返すような格好を見せての入線。
セントウルSは、自身としては後傾の内容だったが、今回は33.7-35.4という
前傾の内容。(距離短縮組の)この手のタイプにとって、これは大きなこと。
周りで争っていた馬たちの顔ぶれからも、これは(G1はともかく)この路線で
本格的に目途が立った雰囲気(6歳牝馬だが)。次戦以降しっかり注目したい。
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