2020年10月1日木曜日

スプリンターズステークス展望(ラップ傾向)2020


まとめ
  • まずまずのペースから→なだらかに減速していく展開。
  • 一定の持久力&持続力が問われる。
  • 上がりをしっかりとまとめられることが重要。

スプリンターズS過去10年のラップタイム

過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。

2019(タワーオブロンドン:1.07.1)
11.9-10.1-10.8-11.3-11.2-11.8

天候:曇 芝:良
レース前後半:32.8-34.3
勝ち馬前後半:33.6-33.5
勝ち馬コーナー通過:11-08


2018(ファインニードル:1.08.3)
11.7-10.3-11.0-11.3-11.5-12.5

天候:雨 芝:稍重
レース前後半:33.0-35.3
勝ち馬前後半:33.8-34.5
勝ち馬コーナー通過:06-08


2017(レッドファルクス:1.07.6)
11.9-10.8-11.2-10.9-11.1-11.7

天候:曇 芝:良
レース前後半:33.9-33.7
勝ち馬前後半:34.6-33.0
勝ち馬コーナー通過:11-10


2016(レッドファルクス:1.07.6)
11.8-10.5-11.1-11.2-11.2-11.8

天候:晴 芝:良
レース前後半:33.4-34.2
勝ち馬前後半:34.1-33.5
勝ち馬コーナー通過:09-07


2015(ストレイトガール:1.08.1)
11.7-10.7-11.7-11.2-11.2-11.6

天候:晴 芝:良
レース前後半:34.1-34.0
勝ち馬前後半:35.0-33.1
勝ち馬コーナー通過:08-09


2014(スノードラゴン:1.08.8) 注:新潟開催
11.9-10.5-11.3-11.9-11.3-11.9

天候:小雨 芝:良
レース前後半:33.7-35.1
勝ち馬前後半:34.9-33.9
勝ち馬コーナー通過:11-10


2013(ロードカナロア:1.07.2)
11.9-10.5-10.5-11.0-11.3-12.0

天候:晴 芝:良
レース前後半:32.9-34.3
勝ち馬前後半:33.4-33.8
勝ち馬コーナー通過:07-05


2012(ロードカナロア:1.06.7)
12.0-10.1-10.6-11.2-11.3-11.5

天候:晴 芝:良
レース前後半:32.7-34.0
勝ち馬前後半:33.3-33.4
勝ち馬コーナー通過:08-09


2011(カレンチャン:1.07.4)
12.0-10.2-10.8-11.2-11.5-11.7

天候:曇 芝:良
レース前後半:33.0-34.4
勝ち馬前後半:33.6-33.8
勝ち馬コーナー通過:06-06


2010(ウルトラファンタジー:1.07.4)
11.7-10.7-10.9-11.2-11.1-11.8

天候:晴 芝:良
レース前後半:33.3-34.1
勝ち馬前後半:33.3-34.1
勝ち馬コーナー通過:02-01


過去10年の平均ラップタイム(2014年は除く)
11.84-10.43-10.96-11.17-11.27-11.82
1.07.49 33.23-34.26



ラップ傾向

(過去記事の転載&一部加筆)

過去の平均ラップタイムを見てみると、前半はある程度速くなるが、その後は
なだらかに減速していく形で、前後半3Fの差が1秒程度の、比較的前傾度の
低い展開になっている。

さすがにもう無視できないレベルで、レースのフラット化が顕著になってきて
いて、ついには平均にもしっかりと表れるところまで到達。

もちろん、流れはそこまでではなくても、ここはG1。周りとやり合う格好で、
ラップに表れない部分で力を使うはずで、一定の持久力は当然問われる。

それを前提とした上で、近年の展開の中では、スピードに乗りつつ→しっかりと
上がりをまとめられる…ということが必要で、適性としては持続力という要素が
やはり重要になる。

脚質的には、上がりの重要度が増したことで、差し馬の台頭が目立つようには
なったが、単純に決め手があればいい訳ではなく、これもまずは流れに乗って、
それに耐える…ということが出来てこそ。
好位差し辺りで、前後半イーブンくらいでまとめるのが理想的…には思える。

※今年の場合は、馬場が例年よりも掛かっているので、実質的なペースが上がり
→持久力の方に傾く可能性はある。その点は考慮しておきたいところ。


好走の条件
・一定の持久力&持続力が必要
・上がりをしっかりとまとめられること




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