2020年10月17日土曜日

秋華賞展望(予想)2020



予想


土曜は雨で、日曜は晴れ。雨が上がるタイミングは全く違うが、先週と同じ
ような状況。そしてその先週・日曜は、回復していく過程ながら、全体の傾向
としてはむしろ外差しの方にシフトしていた。

これはつまり、シンプルに馬場が荒れた…という理解ができそうだし、負荷が
掛かる状況で、(立ち回りだけではどうしようもなく⇒)実力馬が素直に力を
発揮しやすくなっている…という雰囲気。

今週はレースの時間帯で雨が降り続いたこともあり、土曜の時点で末期馬場の
ような大外決着にまでなっていて、また状況は変わっている訳だが、地の強さが
問われる馬場でのフルゲート戦。

はっきりと行く馬はいないものの、(実質的に)ある程度引っ張られる展開を
想定して、その中でもしっかりと上がりをまとめられる(具体的には道中~
上がりで高いパフォーマンスを発揮できる)馬を中心に考えたい。


◎デアリングタクト
重箱の隅をつつくとするならば、やはりぶっつけ、そして中距離の一貫した流れ
への対応…といったところで、不安がない訳ではない。
その点、スピード馬場で立ち回りが重視される状況であれば、下げる選択肢も
あったと思うが、今は地力が反映されやすい状況だし、道悪が残っても桜花賞の
馬場でもしっかり浮上した経歴の持ち主なので、特に問題にはならない。
指数的にも、簡単には覆らない程度には2番手と離れていて、秋のトライアルを
消化しても、他はなかなか迫れていないのが実状。
それならば…ということで、ここは素直に3冠に期待したい。

○ムジカ
2走前&3走前は、前半引っ張られつつの→一貫という展開の中で確実な浮上を
見せていて、とりあえず、負荷が掛かる馬場での秋華賞は、そのようなラップに
なるイメージではあるし、適性的にはハマっていいはず。
勝ち上がるのに8戦を要した馬だが、その8戦目(3走前)はペースが上がって
→パフォーマンスが上がった格好で、本番の流れで更新してくる可能性も十分。
今の状況で大きな武器になる「地脚の強さ」もあるし、ここは注目してみたい。

▲ウインマイティー
前走は、一旦落ち着きつつ→後半長い脚を使う展開…というところで、ある程度
流れに乗りつつ(中団まで)→比較的ロスなく進めることが重要だったレース。
その中でこの馬は、後方から外をぶん回しつつも→直線では良く詰めていたし、
6着でもむしろ評価ができる。
前走の結果から→積極的な方向に傾き、やり過ぎになる懸念は少しあるものの、
中団辺りから→上手く持ち出す競馬が出来れば、普通に好走はできそう。注目。

注ソフトフルート
前走は、内容としてはイン突きの好騎乗だったが、自身が道中~上がりで示した
パフォーマンスはかなり高く、単純な数字の比較ではローズS組を超える扱い。
もちろん斤量の違いがあるので、それをそのまま…という訳にはいかないが、
これはちょっと…無視できない水準。
前半でもっと引っ張れた場合にどうか?という部分はあるが、無理する必要は
特にない立場で、上手く受け流せれば→浮上の可能性は十分。面白そうな存在。

△ウインマリリン
オークス2着。示しているパフォーマンスは当然上位の扱いになるし、地脚の
強いタイプで、今の状況にも合っている。
しかし今回はぶっつけ。ぶっつけは、以前と比較して「(自分の)力は出せる」
ようにはなったが、かと言って「パフォーマンスが上がる」という訳ではない。
その点、何だかんだ特別な馬だけに許されているところはある。
(今回の)馬体的には、素材はやはり良く見えるのだが…少しだけ下げておく。

△フィオリキアリ
基本的には引っ張られてこそで、持続的な脚使い…という部分でも、この舞台に
対しては、適性は合っていそう。
前走は、この馬にとっては変化が大き過ぎな展開だったし、そこは一応度外視
するとして、本番の流れで前進する可能性は考えたいところ。
あと1つスケール感があれば、もっと上げたかも…だが、とりあえず相手には。

△パラスアテナ
前走は、他の上位馬が道中は馬群の中でじっくりと進めたのに対して、自身は
終始外からの浮上。勝負所でもある程度攻めた内容だったし、最後が少し続か
なかったことは仕方ない。シンプルにその2着は評価したい。
ラジオNIKKEI賞でも、道中高い水準のラップを踏みつつ→浮上出来ているし、
ここも上位に食い込んでくる可能性はあっていいはず。

△リアアメリア
前走は、道中は緩んだが、前半はまずまずの入り方をしていて、基本的には差し
馬が浮上。その中で好位から唯一という形で完勝した実力は、当然認められる。
中身の良さと性能。方向性としては、もう少し(長く)ゆったりと走れる舞台の
方がいい気はするし、内枠から→無理をせざるを得ない…という可能性もあり、
結果的には少し下げる選択にしたが、相手にはもちろん考えておきたい。

☆マルターズディオサ
元々は道中~上がりという脚の使い方でも高いパフォーマンスを発揮していて、
キズナ産駒という部分でも、この舞台にはハマっていいはず。
しかし控える形になったオークスが、何だかんだ最も悪い結果…ということに
なっているし、内枠を引いて、やはり好位からの競馬をしそうな雰囲気。
逆境の立場になってしまわないか?というところで、今回は少し下げる。



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