2020年10月28日水曜日

菊花賞回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • 実質的に高い水準の流れから、上がりをしっかりとまとめる展開。
  • 高い持久力&持続力が問われた。
  • 外差し優勢。

菊花賞結果

コントレイル3.05.5 35.2 07-07-05-04
アリストテレス3.05.5 35.1 07-07-07-04
サトノフラッグ3.06.1 35.2 14-15-15-14
ディープボンド3.06.2 36.1 05-05-03-02
ブラックホール3.06.2 35.4 12-12-13-11

天候:晴 芝:良
上り4F:47.8 3F:35.6
3F毎ラップ:36.8-37.3-38.0-37.8-35.6
12.8-11.9-12.1-13.3-12.1-11.9-13.1-12.4-12.5-12.7-12.9-12.2-11.8-11.6-12.2



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半まずまずの入り方から、道中はかなり緩急の激しい
展開。そこから勝負所では徐々に&大きく加速という形。

今回の場合、前がとてつもなく負荷の掛かる逃げ方をした訳だが、その急峻な
ラップをならしてみれば、(単純)平均と同程度の流れ。
となると、掛かる馬場&馬群全体が大回りして来たことを考えれば、全体として
額面以上の高い水準で進んだ扱いになる。

じっくり眺めつつ…の後続も、道中以降、徐々に詰めて行く中で厳しいラップを
踏んでいるし、まずは当然高い持久力が問われた。

また後半に関しては、バビットを筆頭に早い段階で前を飲み込む、攻めた内容に
なっていて、長くいい脚を使う形。
適性的には、この舞台らしく持続力が必要になった。

脚質的には、厳しい展開の中で、やはりじっくりと構えた馬が優勢になったが、
その中でも勝ち馬以外で掲示板に載った馬たちは、(パトロール映像で見れば)
道中綺麗に外のラインで並んでいた。
荒れた馬場で、想像以上に通って来たコースも重要だったイメージ。


レース内容としてはこのくらいだが、ともかく、3冠馬の誕生。
しかも牝馬と合わせての2週連続。

こうなる予感は当然春の時点でもあった訳だが、どちらも無事に…というのは、
実際、本当に凄いこと。凄すぎて…何だかよく分からない。ピンとこない。

たぶんこの先、一生ない(だろう)という中で、改めてこの年を見返した時に、
じわじわと実感してくるのかなぁと思うが…、良かった。とりあえず良かった。

今週末、上の世代のもう1頭の3冠馬がどんな走りを見せてくれるのか?
本当に凄い秋。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

コントレイル
上記のように、パトロール映像で見れば、他に掲示板に載った馬たちは、全て
この馬よりも1列外のラインを通っていた。その中で、自身は2着馬に外から
蓋をされて、ハッキリと1つ悪いコースを周って来た内容。
外からのプレッシャーがある中で、鞍上の少しでも外に出したい気持ち。
その部分のフラストレーションは、(おそらく)馬には伝わるものだろうし、
少しエキサイトした状態で、トラックバイアスのある3000mを走っての勝利。
歴代の3冠の中でも最小の着差…という話題ではあるが、馬自身はシンプルに
着差以上の強さだったとは思う。
最後の最後、苦しい部分でも一完歩ずつしっかりと脚を前に出す。
これは心肺機能の高さ。(タイプは全く違うが、ちょっとエネイブル的)
この手のタイプは、とりあえず、崩れるイメージが湧かない。
これから2年くらい(?)、楽しませてくれるはず。大注目していきたい。

アリストテレス
最初からマークというより、内の2頭を先に行かせたら、そこにコントレイルが
いたから、蓋!というイメージだったが、自身はじっくりと溜めつつ→相手には
ジワジワと圧を掛ける、ルメールJの極上の騎乗。
乗り替わって、正直前走とは走りが違って見えたし、競馬としても、この馬には
(位置取りはともかく)じっくり→上がりをまとめる形が合っていそう。
前走に引き続き、今回の指数もかなり高い。(相手が落としただけではない)
これはもう本物!という雰囲気だし、3冠馬を追い詰められる馬…というのは、
やはりそれだけの存在。
他にサリオスもいる。3冠馬の世代でも、それだけではない…というのが凄い。

ディープボンド
上記のように、馬場のいい所を通った…というのはあるが、厳しい展開の中で、
上位の中では最も前から進めつつ→粘り込んでの4着。
同じような負け方が続いているのは…微妙と言えば微妙だが、馬自身は当然評価
できるし、その地力はしっかりと認めておきたいところ。
今回もゆったりとした走りには見えたし、この距離にはやはり合っていそうで、
この馬にとって京都開催がなくなることは少し痛いところだが、来春に向けても
しっかりと注目はしておきたい。




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