2020年12月24日木曜日

有馬記念展望(ラップ傾向)2020


まとめ
  • 全体的に高い水準の中で、後半はかなり長い脚を使う展開になる。
  • 高い持久力&持続力が必要。
  • (勝ち切るためには"脚"も欲しい)

有馬記念過去10年のラップタイム

過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2019(リスグラシュー:2.30.5)
6.9-11.1-11.4-11.4-11.5-12.2-12.3-12.1-11.7-12.3-13.4-12.2-12.0

天候:曇 芝:良
上り4F:49.9 3F:37.6
勝ち馬コーナー通過:10-10-11-09
勝ち馬上り3F:34.7


2018(ブラストワンピース:2.32.2)
6.8-11.6-11.8-11.9-12.2-12.8-12.6-12.2-11.6-11.8-11.8-12.2-12.9

天候:曇 芝:稍重
上り4F:48.7 3F:36.9
勝ち馬コーナー通過:06-06-07-04
勝ち馬上り3F:35.7


2017(キタサンブラック:2.33.6)
6.8-11.6-11.9-12.2-12.3-13.3-13.2-12.8-12.2-12.1-11.7-11.2-12.3

天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.2
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:35.2


2016(サトノダイヤモンド:2.32.6)
6.8-11.3-12.0-11.9-12.1-13.4-12.8-12.9-11.8-11.7-12.1-11.7-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:47.6 3F:35.9
勝ち馬コーナー通過:04-03-03-03
勝ち馬上り3F:35.5


2015(ゴールドアクター:2.33.0)
7.0-11.7-12.2-12.5-12.7-12.8-12.6-12.6-12.0-11.9-11.5-11.3-12.2

天候:曇 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.0
勝ち馬コーナー通過:03-03-05-03
勝ち馬上り3F:34.8


2014(ジェンティルドンナ:2.35.3)
7.0-11.8-12.3-12.6-12.5-13.6-13.2-13.0-12.3-12.4-11.5-11.2-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:47.0 3F:34.6
勝ち馬コーナー通過:03-03-03-02
勝ち馬上り3F:34.1


2013(オルフェーヴル:2.32.3)
6.9-11.1-12.3-11.6-12.4-12.8-12.4-12.0-11.8-12.3-12.6-11.8-12.3

天候:晴 芝:良
上り4F:49.0 3F:36.7
勝ち馬コーナー通過:13-13-12-02
勝ち馬上り3F:36.0


2012(ゴールドシップ:2.31.9)
7.0-11.3-11.6-12.0-12.2-12.7-12.6-12.5-11.9-12.1-12.1-11.9-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:48.1 3F:36.0
勝ち馬コーナー通過:16-15-14-10
勝ち馬上り3F:34.9


2011(オルフェーヴル:2.36.0)
6.8-12.0-12.4-12.1-13.1-14.4-14.3-13.0-12.0-11.9-11.4-11.3-11.3

天候:晴 芝:良
上り4F:45.9 3F:34.0
勝ち馬コーナー通過:11-10-08-05
勝ち馬上り3F:33.3


2010(ヴィクトワールピサ:2.32.6)
6.9-11.4-12.0-12.3-12.7-13.4-13.5-12.3-11.5-12.0-11.7-11.1-11.8

天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.6
勝ち馬コーナー通過:04-04-02-02
勝ち馬上り3F:34.6


過去10年の平均ラップタイム
6.89-11.49-11.99-12.05-12.37-13.14-12.95-12.54-11.88-12.05-11.98-11.59-12.08
2.33.00



ラップ傾向

(過去記事のごく一部修正)

ラップタイムを見れば、前半はミドルペースで流れて、1~2コーナー周辺で
一旦ペースが落ちる展開。その後は向こう正面の下り坂からペースアップして、
勝負所では更なる加速を示しつつ→ラスト1Fだけ少し落ちる形。

道中のコーナー&上り坂に当たる区間以外は全体的に水準が高く、ラップだけ
見ても、さすがというレベルになっている。
各年の展開を比較してみても、前半部分は年によって多少バラついているが、
上がりの5F~6Fに関しては、かなりの確率でロングスパートの形になっていて、
やはりごまかしの効かない厳しいレースだと言えそう。

当然、高い水準で流れる1周半に耐えて、勝負所までしっかりと余力を残せる
だけの持久力がなければ、まずは話にならない。
そして、12秒を切るようなラップを刻む区間の多さ故に、単純に長い距離を
走れればいい訳ではなくて、そのスピード領域に"居続ける"ための持続力が
必須の要素になってくる。
(基本的に、100m短いジャパンC以上にマイル~中距離的な資質が必要)

ここでは上記の2点がかなり厳しく問われるために、上位ということを考えたら
その条件をクリア出来れば十分だが、その中で勝ち切るためにはやはり集団から
一足先に抜け出せる"脚"が欲しいところで、脚質的な面からもある程度好位に
つけられる…ということが有利には働くはず。

※スローに流れるパターンもしばしば見られるが、その場合も切れタイプが
中心になるか?と言えば、そんなことはない。
⇒基準とすべきものは特に変わらない…と考えておきたい。


好走の条件
・持久力&持続力が相当に高いこと
・決め脚があること(勝利条件)




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