2020年12月14日月曜日

2020香港国際競走さらっと回顧(ラップ分析&雑感)



香港ヴァーズ


2020年 25.71-24.93-25.09-24.04-24.01-23.43 2:27.21

1. モーグル 26.39-24.85-24.97-24.00-23.77-23.23
2. エグザルタント 25.71-24.93-25.09-24.04-24.01-23.92 2:27.70

前半かなり落ち着いた流れから、後半は早めにペースアップしつつ、ラストに
もう1つ加速という展開。
結果としては、モーグルが1つ上の持続力を発揮した…というイメージ。

エグザルタントに関しては、過去の自身のラップと比べると(↓)、勝利した
2018年がベストだとすれば、前半は溜め過ぎで、後半は一本調子に脚を使って
しまった感。やり過ぎた昨年から→逆方向に振れて、ちょっと難しくなった。



香港スプリント


2020年 23.09-22.46-22.90 1:08.45

1. ダノンスマッシュ 23.69-22.22-22.54

前半がかなり速くなり、その分道中~上がりが掛かる展開。
この舞台なので、さすがに前傾とまではならなかったものの、とにかく例年と
比べれば断トツで速い入り方だった。

ダノンスマッシュは、中団辺りに落ち着きつつ、徐々に進出→上がりをしっかり
まとめての勝利。
(そもそも立ち遅れた内容だが)昨年自身が踏んだラップと比べると(↓)、
コーナーが締まっていない分、道中以降の押し上げも楽だっただろうし、元々
中山で前半から引っ張られた方が安定しているタイプ的に、速くなったことで
→適性的な前進を示した…というイメージ。
ともかく、ロードカナロアとの父子制覇。その偉業を称えたい。



香港マイル


2020年 25.18-22.76-23.10-22.41 1:33.45

1. ゴールデンシックスティ 26.46-22.44-22.50-22.05
2. サザンレジェンド 26.22-22.48-22.82-22.27 1:33.79
3. アドマイヤマーズ 25.22-22.76-23.06-22.77 1:33.81

落ち着いた入り方から、道中はまずまず。一旦溜めつつ→上がりがかなり速く
なった形。最後のところは勝ち馬が突き抜けた分というのもあるが、一応後半の
切れ&持続力というレースだった。

アドマイヤマーズは積極的な競馬をした分、昨年と比べて(↓)前半で一応脚を
使っている格好になっていて、一旦溜めてからの→再加速が一息という内容。
今年はマイルCSを使い間隔も詰まっていたし、それでも3着確保は立派だが、
後半とことん長くいい脚を使った昨年から考えると、ちょっと勿体ない部分も
あったのかも知れない。(勝ち馬の後半4Fは相当なので、頭はどうか…だが)
どちらにしても、この舞台への適性は間違いない。来年も期待。



香港カップ


2020年 25.83-24.60-23.88-22.95-23.24 2:00.50

1. ノームコア 26.63-24.40-24.00-22.63-22.84
2. ウインブライト 26.39-24.44-23.88-22.83-23.08 2:00.62
3. マジカル 26.63-24.36-23.96-22.71-22.97 2:00.63
4. ダノンプレミアム 26.15-24.40-23.88-22.83-23.57 2:00.83

スタートはまずまずだが、その後のペースがなかなか上がらない展開で、その分
後半の仕掛けが早くなって→最後は少し落とす…という形。

ノームコアは中団後ろからじっくりと進めつつ、結果的に前が少し早仕掛けに
なった中で、ゴール板でキッチリと脚を使い切るような内容。舞台に慣れている
鞍上というのもあっただろうが、自身としても、持ち前の持続力を存分に発揮
した素晴らしい勝利だった。
この馬の場合はやはり(位置取りというより)道中~上がりという脚の使い方が
出来るかどうか? そしてその形で勝負になる状況かどうか?が重要なイメージ。
とりあえず、大阪杯で内枠に入ったら…ハマりそうな気はする。注目したい。

ウインブライトはさすがの適性を示したが、この馬にとっては前半溜め過ぎの
展開にはなって、後半も勝ち馬と比べればワンテンポ早い仕掛けをした格好。
相手も強い(&上手い)が、最後伸び負けたことは仕方のないところ。
これまでの香港での走りを眺めてみると(↓)、前半から高い水準で進めつつ
→後半も全く落とさず持続させたQE2の強さは、改めて相当なもの。
日本では、自身の持ち味を活かせるレースがなかなかない…というところで、
活躍しきれなかった部分はあるが、本当に素晴らしい馬(&コンビ)だった。




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